成すも成さぬも 今を楽しめ

この物語はフィクションです。登場する人物・団体・名称等は架空であり、実在のものとは関係ありません。

利根川進博士の講義を聞いてきたよ

 正直な話として、私の事前勉強の不足、また英語力不足と寝不足によって講義自体は大まかにしかわからなかった。またどの程度私が言ってよいのかということもわからないため、詳しく言及はしないでおく。

 

 私が為になったのは研究に関する言葉で、

"Acquiring knowledge is not difficult. What is difficult is having a interesting, fundermental question."

 と、確かこんなようなことを仰っていたと思う。

 

 最近研究者、しかも転専攻を考えている私にとっては励ましになる言葉でもあるし、むしろハッとさせられる言葉でもあったように思う。知識を蓄える段階でもたついていてはどうしようもないのだ。

 

 さらに、MITの教授までなさっているのに、典型的な日本人英語なのにも驚かされた。少々ネイティブっぽい発音で英語が話せたところで研究には何の足しにもならんということのような気もする。もちろん圧倒的な論理的思考力ですべてをねじ伏せてきた可能性も捨てきれないが。

 

 ただ、記憶に関する研究にはものすごくわくわくされられたし、5年後には肩を並べられずとも、せめて意味が分かって質問できる程度にはなりたいものだ。