成すも成さぬも 今を楽しめ

この物語はフィクションです。登場する人物・団体・名称等は架空であり、実在のものとは関係ありません。

一片氷心在玉壷

 福岡に進学した友人と通話した。彼は浪人していたのだが、なかなか良いキャンパスライフを送っているようである。

 

 標準語がまじった言葉で、酒と女の話をする彼には、高校時代の面影を感じる方が難しかった。全く羨ましい限りである。

 

 私が東京で得られたものはなんであるか。それはわからんが、ともかく今日も元気に生きている。それくらいしか誇れるものはない。