成すも成さぬも 今を楽しめ

この物語はフィクションです。登場する人物・団体・名称等は架空であり、実在のものとは関係ありません。

2019-03-01から1ヶ月間の記事一覧

207日目:数ならぬ 身にしあれども 今日よりは

フィンランド最終日である。既に振り返りはブログ上でも済ませたが、正直まだ帰国の実感が湧かない。「フィンランドの何が恋しくなると思う?」なんて聞かれたりもするが、全く見当がつかない。たぶん恋しくなってからでないとわからないだろう。 さんざん総…

201日目:帰国に際して

フィンランド滞在も200日を超え、日本の新学期が近づいてきた。元々9月の終わりのつもりで心の準備をしていたから、気分的には半年弱グンと近づいたような気さえする。撤退準備もなんとかなりそうだ。帰国後も書類には悩まされるだろうが、2つの大学それぞれ…

193日目:冬風辞

各方面への連絡が終わり、どうにかこうにか帰還のめどが立った。書類やらサインやら求めてくるのは全部日本の大学の方で、ヘルシンキ大は「帰りたいなら帰れば?」と言わんばかりの応対で、ありがたい一方でやはりお客さん止まりだったんだなと思った。 最近…

189日目:結局この半年は何だったのか

ここのところ晴れ間が続いて小春日和だったのが、今日になってまた雪が降り始めた。フィンランド語には「偽の春」とか「冬返り」といったような言葉があるらしく、恐らくそれだろうと検討をつけている。当分太陽を見ることは無さそうだ。 帰国するぞ、という…

188日目:己の不甲斐なさに涙する

ここのところ暇すぎたため帰国後の情報収集をしていた。その中で見つけたのが、帰国後に申し込もうと思っていた寮が留年すると原則入居できないというものだった。初めて見つけたときは思わず二度見した。留年にお金がかかることは想定していたが、帰国後は…

183日目:一寸先は闇、一寸後ろも闇

基本引きこもりの生活が続いている。運動しないので筋肉が衰えていっているからか、食べる量が減ったからか、とにかく体重が減っていくのが怖い。太っているので普段なら有難がるのだが、どうにも良い知らせのような気がしない。ともかく足を中心にリハビリ…