22日目:進捗のなさにビビり倒す
気づけば、滞在日数が20日を超えていた。とにもかくにも一国の最長滞在日数を更新したことを喜びたい。相変わらず授業を受けたり、宿題をしたり人と交流したりしながら生きている。
しかし、逆に言えばそういったことしかできておらず、何か考えたりする時間が全体的に不足しているようにも思う。もちろん平日が忙しいだけという可能性も大いにあるのだが、全体的にもう少しのんびりしてもよいのではないだろうか。そのおかげでブログのネタも殆どない。
昨日の晩、さっさと帰って寝ようと思っていたところ、同居人が居間に勢ぞろいしていた。互いの身の上話などをつらつらとしていたのだが、映画の話で非常に盛り上がることができた。意外と流行りの映画でも知ってる知らないがあるもので、「お前これ知らねぇのか? 見ろよ!!!」的な応酬が繰り広げられた。それを考えると、存外のんびりしているのかもしれない。しかし物理的なゆとりではなく精神的なゆとりが欲しいのである。
「進捗」という言葉をタイトルに用いたが、これはどうにも0%-100%の軸のような概念が含まれているような気がする。しかしこと思考に至っては、このように単純な軸には落ち着かないものであろう。時に進んだと思えば、また思考停止に陥ったり、解決したと思った問題がまた浮上してきたりもする。そう思えば、「進捗」のないのも進捗であって、慌てる必要はないのだ。そういう風に割り切れたら、いくらか気持ちも軽くなるのであろうが。