成すも成さぬも 今を楽しめ

この物語はフィクションです。登場する人物・団体・名称等は架空であり、実在のものとは関係ありません。

TAのむずかしさ

 人生で初めてティーチング・アシスタントとして仕事をした。といっても無給かつ宿へのチェックインの手伝いだけだったのだが、なまじクーラーのない分非常に消耗した。

 

 参加者への案内や雑務などは全く問題はないのだが、一番気を遣うのは参加者との距離感である。そもそも正規の参加者ではないし、期間のあいだも半分くらいしか手伝えない。なので非常に宙ぶらりんな立場に置かれている。

 

 業務として依頼された中に「留学生と日本人学生の交流を推進する」ことが含まれていたため、交流も仕事のうちとみれば全然話していて問題ないのだが、バランスをとろうとしても話しの長さの関係で留学生、しかも女性の比率が多くなってしまう。おまけに日本男児はなぜかノリが悪い。まだ初日なので緊張しているだろうからそのところは差し引いて考えなければならないが。この前に参加した実習のTAも随分悩んでおられたが、やはりどこかに線引きを設けなければならないのだろうか。できれば楽しくやりたいものだ。

 

 しかし、自分より(一、二年だけとはいえ)若い人間と話すと、やはり元気を分けてもらえる気がする。今からこんなことを言っていては仕方がないので、ともかく明日からも頑張っていこうと思う。