成すも成さぬも 今を楽しめ

この物語はフィクションです。登場する人物・団体・名称等は架空であり、実在のものとは関係ありません。

タダ乗り上等:学生向けラウンジ

 学生向けラウンジというのがある。それも学内ではなく学外に。

 

 特定の名前を挙げるとすれば、「知るカフェ」や「HELLO,VISITS」などが首都圏を中心に徐々に進行してきている。ラウンジでは飲み物と電源、WIFIなどが無料で提供される。弊学でも学生用ラウンジは存在するが、特定の学部や院生向けのものだったり、そもそも汚かったりする。また飲料の類は基本的に有料だ。それを思えば、どうして使わないことがあろうか、いや使う。

 

 と、いうことで現在そのうちの一つからこの記事を書いている。カフェの雰囲気はいかにも「意識高い」感じだが、一度作業を始めてしまえばそれほど気になることもない。あえて嫌なところを挙げるとすれば知り合いにここで会いたくないということくらいだろうか。

 

 

 しかし、うまい話には裏があるのが世の中の常だ。出資者の一覧をみるとあの忌々しい文科省の文字が踊っていた。学生からお金を取らないということは企業からお金を取るシステムであり、広告業の一環らしい。

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 知るカフェのビジネスモデルがここに紹介されているが、似たような方式で企業からお金を取るのは確かに難しそうだ。登録学生数が増加している間は機嫌よくお金を出してくれるだろうが、頭打ちになってきたときには学生側にも負担を強いる、層化するか、サービスの縮小が起こるだろう。今私が使っているところは、私の個人情報以外は今のところ何も要求してこないが、それもいつまで続くかわかったものではない。ベンチャーみたいなもんですしね。

 

 いずれにしても、3年5年先にも同じように営業される施設ではなさそうなので、特に対価なくサービスを受けられている今のうちに利用するのが得かなと思う。もしかしたらもっと大事な何かを取られているのかもしれないが、今のところ思いつかない。