成すも成さぬも 今を楽しめ

この物語はフィクションです。登場する人物・団体・名称等は架空であり、実在のものとは関係ありません。

2018-01-01から1年間の記事一覧

PULVIS ET UMBRA SUMUS

大学からの「友人」との飲み会であった。 某省への入省に熱い彼、某士業に就こうと頑張っている彼は、正直己にいっぱいいっぱいで、他人のことなど気にする余裕がないといった有様だった。それは正直私も同じである。結局彼らは私がどこに留学するかすら言え…

その一つ一つが ほら僕らの未来作ってる

なんてキレイな話ではないが。 過去とは切っても切り離せないものである。私の認知の中では選択的な記憶がなされ、常に統一的な自己と過去が形成されている。おそらく君のインタープリターも同じことをしている。しかしそんなものはまやかしなのだ。私は記憶…

利根川進博士の講義を聞いてきたよ

正直な話として、私の事前勉強の不足、また英語力不足と寝不足によって講義自体は大まかにしかわからなかった。またどの程度私が言ってよいのかということもわからないため、詳しく言及はしないでおく。 私が為になったのは研究に関する言葉で、 "Acquiring …

会いたい人が多過ぎる

この時期も、大学生にとっては別れの時期だ。 同じ授業をとっている程度の付き合いの人間は言わずもがな、色々な人間が色々なところに行ってしまう。その中でも 私が留学に行っておく前に会いたい友人は大きく3つくらいに分けられると思う。 1つはこの学期日…

一片氷心在玉壷

福岡に進学した友人と通話した。彼は浪人していたのだが、なかなか良いキャンパスライフを送っているようである。 標準語がまじった言葉で、酒と女の話をする彼には、高校時代の面影を感じる方が難しかった。全く羨ましい限りである。 私が東京で得られたも…

「価値」を生めない奴はゴミ同然

と思う価値の生めない私。 今はイノベーションの時代だと言われる。国際化でもAI化でもなんでもいいが、既存の価値観が壊れる時代にあって、今はより個人に光が当たり、輝ける時代になるのだと。 しかし、個人が輝けるということは、逆説的に輝いていない個…

学歴絶対主義アメリカとその妥当性

今日は海外大学院留学説明会を冷かしてきた。「海外」といいつつアメリカ偏重なのはいつものことで仕方のないことだと思うが、スピーカーは皆アメリカの大学院、しかも名の知れた大学の院出身・在学者ばかりであった。 「院卒でもキャリアパスは豊富です。ア…

「ノースキルクソ文系」として

今日は新たな動きがあった。京都の工学部の人と呑んだ折、彼は機械系の人だと思っていたのだが、実は情報系の人間で脳科学方面にも関心があるということだということが判明したのだ。しかも、理系の4年ということもあり情報収集を私よりしっかりしていた。 …

「四畳半」神話へようこそ

※ネタバレを含む可能性があります。 友人を家に招いて、ひょんなことから四畳半神話体系(以下、「四畳半」)を見ることになった。2010年の夏アニメだったと思うので、ちょうど8年ほど前のアニメである。一度見てからその魅力に取りつかれ、なんだかんだ年に…

もう時間がない

フィンランドから居住許可カードが届いた。これで8月から6,7月までフィンランド行きが決定した。 トビ〇テ通った時用のインターン期間で1月ぐらい長めに申請しているのが微妙に心にクるが、まあ無視するなり本当に何かするなりすればよい。 ワクワクする気持…

「食っていくのだ」という覚悟

ここ数日、試験勉強の傍らGame of Thronesを見たり友人と話したりしているのだが、どちらかといえば怠ける方に傾いてしまっており、全く恥ずかしい限りである。 高校の頃の友人と「将来何になるかなぞわからん」という意見で一致したものの、現状の確認は心…

Internship⇒就職⇒?

3年生の7月ともなれば、サマーインターンの面接時期だそうで、〇〇のWebテストがどうだったとか、△△の面接がテストと被ったとか、そういう話が聞こえてくる。 「聞こえてくる」という他人事のような物言いで分かると思うが、私はどのインターンシップにも申…

生きてるうちが花なのよ

今週のお題「2018年上半期」 書くことはあるのだが、いまいち纏まらない為またお題を使用する。 上半期を振り返るより先に、このブログに関しては設立から振り返ってみるべきであろう。当初、「考えたことを書いていく」というスタンスで始めたこのブログだ…

できぬ精進するが精進

最近、暑さと忙しさにかまけてランニングの方をサボっていた。 今日久々に走ってみると、十分で息は上がるわ、脇腹は痛むわ、かなり散々な結果に終わった。走行距離と走行時間から鑑みれば、恐らく体力は以前の半分強程度に落ちているのではないだろうか。全…

何事もなく、晴天

一年前に出会った友人と飲み明かした。彼は昨日岡山へ帰っていったが、改めて月日の流れる早さに驚かされた。 思えば、もう東京に出てきて3年目である。しょっちゅう帰るので親の顔を忘れたということはないが、もう実家に私の部屋はない。難波より新宿の方…

キングスカップ

"King's cup"というゲームをご存知だろうか。 トランプにそれぞれ役割があり、プレイヤーが1枚ずつ引いていき、何かにつけて飲む。引いては飲み、引いては飲み、時にただ飲む。 詳しいルールはググってもらえばすぐ出てくると思うが、ともかくアルコール消費…

自分の単純さに呆れつつも

今日はどうも調子が悪い。昨日の酒量は大したことなかったはずだが、疲れがたまっていたのかもしれない。たまにとんでもないポカをやらかすが、今日はパソコンのケースだけ持ってきて中身を持ってくるのを忘れてしまった。進捗を生めないが、どのみちこの体…

私の地獄はあなたの天国

留学生の友人たちと飲んだ。ひょんなことから将来の話になって、「ロンドンに帰ったら起業したーい」とか「日本戻ってきたーい」という声が聞こえてきた。一方で、「親からは大学出たら就職しろって言われてるけど……」という声も。やはりどこの国でも変わら…

タダ乗り上等:学生向けラウンジ

学生向けラウンジというのがある。それも学内ではなく学外に。 特定の名前を挙げるとすれば、「知るカフェ」や「HELLO,VISITS」などが首都圏を中心に徐々に進行してきている。ラウンジでは飲み物と電源、WIFIなどが無料で提供される。弊学でも学生用ラウンジ…

「チョコミント」のチョコの部分を嫌いな奴に会ったことがない

今週のお題「チョコミント」 再び公式からのお題を使用。チョコミントについて書けとのこと。 チョコレート福音主義者の私にとっては、当然チョコミントも愛する対象である。チョコの甘みが口の中に広がる一方で、ミントの清涼感がしつこさをしっかりと跳ね…

未来が見えないことに慣れろ

名古屋で、某新聞社で働き始めた人と、某IT企業で働き始める人の話を酒の席で聞いてきた。新聞社先輩は、給料には満足しているものの、フレックスタイム制も真っ青の勤務時間の不安定っぷりとジャーナリズムの理想との乖離に悩んでおり、IT先輩は、院にまで…

逝きし世の面影~「万引き家族」の感想~

現在サークルの関係で名古屋にいるのだが、なかなか記事を書く時間がない。とはいえ、深夜バスに乗る前にみた「万引き家族」の感想を書こうと思う。 ※以下はネタバレしかありません。ご注意ください※ 主題としてはタイトルからもわかる通り、「家族とは」「…

旅の商人の夢

先日、弊学の助教の話を聞く機会があった。タイやオーストラリアなどで働いたり学位を取ったりした、かっこいい国際系の人である。 しかし、彼も今は「就活」に追われている。現在のポストは任期制であって、新しい勤め口を探さねばならない。しかし、彼の国…

貯金の方法ですってよ

お題「貯金の方法」 書くことがないので、「お題スロット」なるものを使ったところ、「貯金の方法」というお題になった。 この価値観の裏にあるものは、もちろん貯金を是とする考え方であろう。いきなりホリエモンみたいなことを言うつもりはないが、「そん…

トビ〇テ落ちた。日本〇ね。

初めに書いておくが、本記事は120%愚痴でお届けする予定である。私の留飲を下げることを目的として書くし、怒り、憤り、僻み、妬み、嫉みなどがミックスされるので、決して愉快なものにならないだろうことを念押ししておく。 さて、ト〇タテ! とは、我らが…

創作物との付き合いの変化

やる夫スレ、という文化がある。 今はもう俺的ゲーム速報の方で有名になってしまったが、↓のようなキャラクターを「やる夫」といい、むかーしむかしに2ちゃんねるで生まれた。 ____ / \ / ─ ─\ / (●) (●) \| (__人__) | / ∩ノ ⊃ /( \ / _…

それにつけても金のほしさよ

留学準備も佳境を迎えている。いろいろな費用が発生するが、それにつけてもカネがかかる。 居住申請費:4万円 航空券:10万円 寮の保証金:6万円(留学終了後返却) と、既に20万円が必要であった。某奨学金の結果はまだ出ていないので、渡航支援金としてこ…

書評:「10年後の仕事図鑑」堀江貴文, 落合陽一 (2018)

巷でそこそこ話題になっていたので、読んでみた。 まとめると、 AIの普及を脅威と捉えるのではなく、さらに便利な世の中をもたらす存在として理解するべき。そんな世の中にあって、わざわざ嫌な仕事に就く必要はない。むしろ色々なことにチャレンジする中で…

「その時」に「そこ」にいるということ。

昨日、祖母の犬が死んでいたらしい。 「死んでいたらしい」というのは、今日たまたま別件で母に電話していて発覚したたためである。16年とコーギーにしては大往生だった。小学生の頃はたまに散歩にも連れて行ったが、いつも元気に私の周りを走り回るので、正…

人生で初めてクラブに行ってきた話

タイトル通りであるが、その話をする前に経緯を書いておきたい。 一番最初のきっかけを挙げるするなら、授業の縁から留学生の知り合いができたことだろう。特に欧米圏の人間は定期的にホームパーティーもどきを開くので、芋づる式に知り合いが増えていった。…